コンテンツSEO

2021.12.02

著者情報の記載はSEOに有効?含めるべき情報や記載方法を解説!

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こんにちは!ブルームプロモーションの大井です。

 

近年、よくSEO業界で話題に上がる「著者情報」。

よく聞くけれど、まだ対策できていない、何をどう書いたら良いか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回は、SEOにおける著者情報の重要性や含めるべき情報、記載方法を詳しく解説します!

お悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

Googleと著者

ここに目次が入ります

著者情報の記載はSEOに効果的?著者情報の重要性

結論からお話しすると、著者情報の記載はSEOに効果的といわれています。

著者情報のSEO上の効果を知るために、なぜSEOで著者情報が重要なのか、またGoogleはどのように著者を認識しているのかについて知っておきましょう!

 

SEOで著者情報はなぜ重要?

著者情報は、ランキング要因の一つとして明言はされていないものの、プラスの影響を与えると考えられます。

その根拠となるのが、2018年に公開されたGoogleの「品質評価ガイドライン」。

 

9.2 Reputation and E-A-T: Website or the Creators of the Main Content?

You must consider the reputation and E-A-T of both the website and the creators of the MC in order to assign a Page Quality rating.

Google 品質評価ガイドライン

「ページの品質評価には、ウェブサイトやメインコンテンツの作成者の評判やE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を考慮しなければならない」というような内容です。

この1文から、品質の評価に著者情報が無関係ではないことが分かります。

 

近年は、特にお金や健康に関わるYMYL(Your Money, Your Life)の分野で、よりE-A-Tが重要視されてきています。

 

人生の決断や生命に関わるYMYLの分野では、ユーザーに正しい情報を届ける必要があり、コンテンツの内容に専門性や権威性、信頼性といったE-A-Tの高さが求められます。

このE-A-Tの高さを裏付ける方法の一つが、著者情報です。

 

特にYMYLの分野で戦っていくためには、著者情報は、ユーザーにも検索エンジンにも「正しい情報である」ということをアピールする非常に重要な要素となるわけです。

 

Googleは著者をどうやって認識する?

現在は、構造化マークアップの著者情報やWebサイトに設置されたプロフィールページなどから、Googleは著者を認識しています。

ただ、自身で記載する著者情報は、何とでも書けてしまう部分ですよね。

その点については品質評価ガイドラインで次のように記載されています。

2.6 Reputation of the Website or Creator of the Main Content

Many websites are eager to tell users how great they are……When the website says one thing about itself, but reputable external sources disagree with what the website says, trust the external sources.

Google 品質評価ガイドライン

「多くのWebサイトは、自分たちがどんなに素晴らしいかを伝えようとします……もしWebサイトで言っていることと、外部の情報が異なる場合は、外部の情報を信頼します」といった感じです。

 

好き勝手書ける部分ではありますが、嘘の経歴であることは、いずれGoogleに認識されてしまう可能性も高いです。

等身大の自分で勝負してくださいね!

 

余談ですが、長くSEOに携わっている人なら、より優れた著者の記事を上位に表示する仕組みを確立するための試み「オーサーシッププログラム」というものを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

オーサーシッププログラムでは、Google+というGoogle提供のSNSサービスと紐付けを行うことで著者情報を認識していました。

 

ですが、2019年にGoogle+のサービスは終了しています。

著者情報にはどのような情報を記載すれば良い?

では、実際に著者情報にはどのような情報を記載すれば良いのでしょうか?

 

意識して入れておきたい情報は「略歴」「保有資格」です。

略歴や保有資格を明示することで、そのテーマに対するE-A-Tの高さをアピールすることが可能です。

 

現在の仕事や過去の職歴、大学での専攻など、作成している記事やWebサイトのテーマに関連する経歴があれば簡単に記載します。

関係する資格を持っている場合は、正式名称で保有資格名をしっかり記載しておきましょう。

 

趣味のマラソンに関するブログだったら、「◯◯マラソン大会でベスト8に!」
レシピの紹介をしているけど資格が特にないという場合は、「ズボラレシピでTwitterフォロワー◯◯万人!」などでも良いかもしれませんね!

マラソンに詳しい人、簡単なレシピに詳しい人、という認識を持たせることができます。

 

アピールできることがあれば、積極的に記載しましょう。

記事やWebサイトのテーマに対してあなたがなぜ詳しいのかという点を明確に伝えることが大切です。

 

その他、経験年数や受賞歴について記載するのも効果的と言われています。

ライターの方なら今までどのようなテーマで記事を多く書いてきたか、どのくらいの記事本数を作成してきたのかなど、ライター経験が豊富ならアピールになります。

関連する受賞歴があれば、それもE-A-Tを裏付けるポイントになりますね!

SEOの効果を強化するための著者情報の記述方法は?

著者情報には略歴や保有資格などを記載するとSEOの効果を期待できるとお話ししましたが、そのような著者情報はどのようにユーザーや検索エンジンに伝えていけば良いのでしょうか?

おすすめ順に、いくつか方法をご紹介します。

 

1)記事内に著者情報を追加

記事の上部や下部で、著者を紹介するブロックを作成してみましょう。

サイドバーに著者情報を載せている記事も見かけます。

 

弊社のブログでは、最下部に著者紹介ブロックを作成しています。

 

記事内に著者情報を表示するには、自力でコーディングする方法もありますが、WordPressをお使いならプラグインを使うことで簡単に著者情報の追加できます。

サイドバーに著者情報のウィジェットを追加するなら、管理画面からプラグインなしで設定も可能です。

 

著者情報はほとんど手付かずだった…という方は、ぜひここから試してみてくださいね!

 

2)構造化マークアップ

構造化マークアップとは、Googleにコンテンツの内容を正しく理解してもらうためのマークアップ方法のことを指します。

 

例えば、検索エンジンは、文字の羅列として私の名前「大井 香奈美」を認識することはできますが、それが著者名であることは理解できません。

ですが、構造化マークアップをすることで、「大井 香奈美は著者名ですよ〜!」と検索エンジンに伝えることができます。

 

少し複雑な話になりますが、構造化データを定義する規格(ボキャブラリー)は2つあり、1つがdata-vocabraly.org、もう一つがschema.orgというものです。

現在、Googleでサポートしているのはschema.orgのため、構造化マークアップを行うなら、こちらの規格に従ってマークアップを進めましょう。

 

schema.orgでは、人物や商品、会社や組織などさまざまなタイプの定義ができますが、著者情報に関するものとしては「人物スキーマタイプ」を使います。

 

人物スキーマタイプで定義できるものには下記のようなものがあります。

  • 著者名(author)
  • 役職(jobTitle)
  • 所属組織(affiliation)
  • 資格(hasCredential)
  • 賞(award)     など

参考:Person – Schema.org Type

また、書き方(シンタックス)にも種類があり、代表的なものは「JSON-LD」「microdata」「RDFa Lite」など。

そのうち、Googleが推奨しているのは「JSON-LD」です。

Googleのヘルプページにも詳しく記載がありますので、参考にしてみてくださいね!

 

構造化マークアップはメタデータとして情報を記載するため、ユーザーからは見えない部分です。

記事内の著者情報や次でお話しするプロフィールページは、ユーザーが見える形で情報を記載しましょう。

 

3)プロフィールページの作成

記事内の著者情報ブロックとは別に、著者情報だけのプロフィールページを作る方法です。

記事内の著者情報からプロフィールページへリンクを設置することで、よりSEOに有利に働くと言われています。

 

例えば、2021年の4月に行われたプロダクトレビューアップデート

※製品や商品に対する質の高いレビューをより高く評価するためのアルゴリズムアップデートです。

 

このアップデートで評価を上げたサイトは、プロフィールページが充実していたという情報がありました。

具体的には、顔写真の掲載、また著者の経歴、今までに執筆した記事、ソーシャルメディアへのリンク、メールアドレスなどが詳細に記載されているとのこと。

 

ユーザーが著者のことを詳しく知ることができることはもちろん、記事とプロフィールページを繋げることで、検索エンジンに記事と著者の関連性を認識させやすくなります。

 

個別のプロフィールページを作るにはそれなりの情報が必要ですが、もし経歴がアピールできるものだったり、資格を持っていたりと、E-A-Tに繋がる強みが多くあるなら、是非とも試してみたい方法です。

 

また、先にお話しした構造化マークアップでも、autherプロパティにurlプロパティを追加することが推奨されており、urlプロパティの値には、作成したプロフィールページのURLを指定することが可能です。

プロフィールページを作成するのであれば、ぜひ構造化マークアップでメタデータとしても記載しておけると良いですね!

 

4)ページタイトルへの著者名の追加

検索したとき、青い文字でページのタイトルがずらっと並びますよね!

そのタイトル文の後半に著者名を追加する、という方法もあります。

 

ただ、検索結果に表示されるページタイトルは30文字前後のため、後半に記載すると省略されてしまうことも。

かといって、タイトル文の前半にはページ内容に関わりのあるキーワードを入れたいので、それを差し置いて著者名を前半に持ってくるのは避けたいところです。

 

ちなみに、タイトルの書き方は「SEOではタイトルの付け方が重要?titleタグの設定や改善方法を解説!」で詳しくお話ししていますので、ご参考くださいね!

 

ユーザーに伝えるという点では、少し課題の残る方法ですが、検索エンジンには記事との関連性を伝えることが可能です。

著者情報を正しく伝えてSEOを強化しよう!

昨今、コンテンツの内容はもちろんのこと、「誰が書いたか」という重要度が上がってきています。

わたしたちも検索して調べているときに「どんな人が書いた情報か」がわかると、その情報を信頼しますよね。

 

Googleも同様で、特にYMYL(Your Money, Your Life)の分野では、コンテンツのE-A-Tがより重視されます。

 

E-A-Tの高さをユーザーや検索エンジンに伝えるために必要なのが、著者情報の強化です。

略歴や保有資格など、Webサイトや記事のテーマに関連するものは、積極的に著者情報として記載してみましょう。

 

著者情報の伝え方には、記事内への著者情報の設置、構造化マークアップ、プロフィールページの作成などが挙げられます。

構造化マークアップやプロフィールページの作成は少しハードルが高いかもしれませんが、記事内への著者情報ブロックの追加なら難しい作業ではありません。

 

まずは自分ができるところから、取り入れてみてくださいね!

この記事を書いた人

コンテンツ事業部 マネージャー大井 香奈美

家電販売店や飲食店での接客業を経て、2019年 ブルームプロモーションに入社。主にコンテンツSEOの企画・設計を行う。担当記事本数は1,500以上。

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