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こんにちは!ブルームプロモーションの本島です。
「ずっと1位だったキーワードの検索順位が下がっている…!」
「今まで1ページ目にいたのにいなくなった…!」
順位を監視している身としては冷や汗ものの事態ですよね。
しかしながら、検索順位が上がったり下がったりすることは珍しいことではありません。
検索順位は操作できるものではないので、目先の順位に一喜一憂していては翻弄されてしまうばかりです。
大切なのは、検索順位が下がる原因を知ることと、できる対策を知って実行すること!
今回は、検索順位が下がる原因、どの原因による順位下降か探る方法、検索順位を上げるためにできることについて解説します。
目次
検索順位が下がった際に考えられる原因
検索順位が下がった際に考えられる原因はいくつかあります。
- Googleのアルゴリズム変更
- 順位の押し下げ
- リニューアルなどによるサイトの変化
- ガイドライン違反(ペナルティ)
よくある原因は「Googleのアルゴリズム変更」「順位の押し下げ」でしょう。
これらは外的な要因なので予測や断定をすることは難しいですが、仮説を立てることはできます。
「リニューアルなどによるサイトの変化」は自身の行動が伴うことなので、予め準備ができるでしょう。
「ガイドライン違反(ペナルティ)」はGoogleのウェブマスター向けガイドラインに違反しているケースなので、正しいサイト運用をしていれば基本的に該当しないはずです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Googleのアルゴリズム変更
Googleでは年に数回(3〜4ヶ月に1回程度)、「コアアップデート」と呼ばれる検索アルゴリズムの大きな変更を実施します。
コアアップデートによってアルゴリズムに大規模な変更が加えられるので、検索順位の変動も大きくなりやすいといわれています。
近年は実施が予告されるため、コアアップデートの実施期間を把握して検索順位を注視することが可能となりました。
コアアップデートとは別に、検索アルゴリズムの大きな変更を実施する場合もあります。
例えば、2021年から展開されたページエクスペリエンスアップデートなど。
この場合も事前にアナウンスされるので、予めアップデートの時期と内容を把握することができるケースが多いです。
大きなアップデートに注目が集まりがちですが、検索アルゴリズムは日々アップデートされています。
詳しい内容は公開されていませんが、アップデートを実施していること自体はGoogleから発信されています。
Google ではほぼ毎日、検索結果を改善するための変更をリリースしています。ほとんどの変更は小さなものですが、それでも漸進的な改善に役立っています。
Google検索セントラル「Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと」より
Mozのブログ「How Often Does Google Update Its Algorithm?(Googleはどのくらいの頻度でアルゴリズムを更新しますか?)」によると、なんと2018年には3,234回も改善を実行したそう。
365日で割ると8.86…、1日に約9回もの改善を実行している計算になります。
大小さまざまなアップデートが日々行われることにより、検索順位は常に変動しています。
順位の押し下げ
順位が下がった場合「Googleからの評価が下がってしまった」と考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。
自身のページの評価は変わっていなくても、その評価を上回るページが生まれたことにより「順位が押し下げられた」ということも十分に考えられます。
Web上には日々新たなページが生まれますし、既存のページも更新されます。
現状の検索結果を参考に、より良いコンテンツを作成・リライトすることによって、常に競争が起こっているのです。
また、「Googleのアルゴリズム変更」「順位の押し下げ」の両方が要因ということも考えられるでしょう。
例えば、ページAが1位→Googleのアルゴリズムが変更→(ページAの評価は変わらないが)ページBの評価が上がった→ページBが1位になった→ページAは2位に押し下げられた、といったケースです。
「Googleのアルゴリズム変更」「順位の押し下げ」については明確にこれ!という要因を断定することが難しいです。
どのような要因が考えられえるか、さまざまな視点から仮説を立てることが大切です。
リニューアルなどによるサイトの変化
検索順位の主要な評価は、ページ単位のコンテンツに対する評価だと考えられますが、実はサイト全体の状況も関係しています。
例えば、ページの削除によって内部リンク数が減った・サイト全体の情報量が減った、サイトの構造が変わった(階層が変わった)、URLが変更になった、など。
このような変化も、評価に関わっていることも考えられます。
また、過去の事例では誤ってnoindexタグが残っていた、クロールを拒否したままになっていたことにより、Googleに認識されなくなってインデックスから削除されてしまうケースもありました。
当然検索結果には表示されなくなりますし、一度インデックスから削除されてしまうと再度インデックスされるまでに時間を要してしまうので、注意しましょう。
リニューアル前の設計だけでなく、リニューアル後のチェックも重要です。
ガイドライン違反(ペナルティ)
Googleのウェブマスター向けガイドラインでは、「品質に関するガイドライン」において次の手法を使用しないよう注意喚起しています。
- 自動生成されたコンテンツ
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- 構造化データのマークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
これらに違反した場合は、順位が大きく下落したりインデックスが削除される(検索結果に表示されなくなる)可能性があります。
よく「ペナルティを受ける(課される)」という表現をされます。
Google担当者が目視でサイトを審査し、ガイドライン違反と判断した場合には「手動による対策」が実施されます。
アルゴリズムによって自動的に課される場合もあると考えられていますが、Google側から公表されているものではありません。
検索順位が下がった原因を探る方法と、検索順位を上げるためにできること
検索順位が下がった際、何が原因なのか探る方法も知っておく必要があります。
検索順位を上げるためにできることもあわせて確認していきましょう。
アップデート情報を確認する
まずは直近で大きなアップデートがないか、情報をチェックしましょう。
近年ではコアアップデートやランキング要因に関わるようなアップデートの場合、アップデート期間や内容がGoogleから周知されます。
期間内であれば、まずはアップデートが完了するまで様子を見るのが良いでしょう。
アップデート期間前半に下がった順位が、後半で戻るケースもあります。
アップデートが終わってからも2〜3週間は順位が動きやすいので、順位が定まるまで落ち着いて様子を見てください。
また、アップデートの内容も確認して、自サイトにどれくらい関わる内容かチェックしましょう。
例えば2021年12月に実施された商品レビューに関するアップデートなら、商品レビューを取り扱うサイトは影響を受ける可能性が高いと考えられます。
アップデートによって順位が下がったなら、アップデートによって何か重要視されるようになったのか、自ページは求められている水準に達しているかを確認し、足りない要素を強化しましょう。
検索結果の変化を確認する
自身の検索順位が下がったということは、検索結果に変化が出ているということです。
実際に検索して、上位表示している競合ページを確認しましょう。
今までなかった・下位だったページが上位表示している場合は、競合ページの評価が上回って自ページの順位が押し下げられた可能性も考えられます。
「1ページ目は公式サイトが多かったのに、ポータルサイトの比率が高くなった」など、上位表示ページのラインナップが大きく変わってる場合は、アルゴリズムのアップデートによってコンテンツの評価ポイントが変わったのかもしれません。
再び上位表示を目指すためにも、自身の順位を追うだけでなく周囲の状況もチェックすることが大切です。
順位の押し下げだとしても、アルゴリズムの変更だとしても、自身のページより高く評価されているページが存在することには変わりありません。
競合ページにあって自ページにない要素は何か、どのような情報が求められているのか、競合ページを分析してリライトしていきましょう。
サーチコンソールを確認する
Googleから手動による対策を受けた場合は、大きな問題を抱えています。
サーチコンソールからメッセージが届くので気付きやすいです。
「手動による対策」からも確認することができます。
手動による対策を受けてしまっても、Googleに再審査をリクエストすることができます。
ガイドラインに沿って修正した後、サーチコンソールから再審査リクエストを送信しましょう。
問題が解消されれば、順位が戻る可能性があります。
アルゴリズムによって自動的に対策される場合もあると考えられていますが、この場合は通知が来ません。
そもそもGoogle側は自動的な対策の存在を認めていないそうで、あくまでもサイト運営側の推測となります。
検索順位が下がる原因を確認して、原因に合った施策を!
検索順位が下がった際に考えられる原因としては「Googleのアルゴリズム変更」「順位の押し下げ」「リニューアルなどによるサイトの変化」「ガイドライン違反(ペナルティ)」など。
それぞれの原因に合った対策があるので、原因を探る術を知っておくことは大切です。
しかしながら上位表示を目指すためには「高品質なコンテンツを目指す」「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドに従ったサイト構築をする」という鉄則に尽きます!
競合ページはどうして評価されているのか、自ページに足りない要素は何かを分析しつつ、本来あるべきWebサイトをGoogleから学び、より良いサイト運用を常に目指していきましょう。
※コンテンツの質については「コンテンツSEOとは?メリットや良質なコンテンツについて解説」の「コンテンツSEOでは「コンテンツの質」が大事」もご参考ください。
SEOを理解してサイト運用していれば、順位変動に右往左往することなく落ち着いて対応できるようになります。
専門的な知識や技術が必要となるので、お困りでしたらお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!