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こんにちは!ブルームプロモーションの本島です。
webサイトを作ったらできるだけ多くの人に見てほしいですよね。
実現するために真っ先に思い浮かぶのは「検索結果で上位に表示すること」でしょう。
検索結果を決めるのはGoogleなどの検索エンジンであり、ユーザーが操作することはできません。
どんなに優秀なSEO会社でも、1位を保証することはできないのです。
しかし、検索順位を上げる(上位表示を目指す)ために出来ることはたくさんあります!
今回は、検索順位が決まる仕組み、検索順位を上げる方法について解説していきます。
仕組みを理解した上で、上位表示を目指すために自社でも出来ることを見つけていきましょう。
目次
検索順位が決まる仕組みとは?
例えば私のPCで「検索順位を上げる方法」と検索すると、0.37 秒で検索結果が表示され、約 7,780,000件がヒットしました。
膨大な量のwebページから、瞬時に「検索順位を上げる方法」にマッチする約800万ページを見つけ出し、さらに順位もつける。
改めて考えるとものすごい技術ですよね!
Googleは「瞬時に見つける」ために情報を整理し、「瞬時に順位をつける」ためのランキングシステムを使っています。
詳しく見ていきましょう。
※ちなみにYahoo!の検索エンジンはGoogleの仕組み(アルゴリズム)を利用しています。
日本の検索利用者はGoogleとYahoo!を合わせると9割以上のシェア率といわれているので、検索順位について考えるときには「Google」を軸に考えます。
膨大な情報を整理する「インデックス登録」
Googleは収集した情報の保管場所を「インデックス」と呼び、「 世界最大の図書館」と表現しています。
インデックスには何千億ものページが登録されており、その容量は1億ギガバイトを超えるそうです。
「 世界最大の図書館」
検索インデックスは図書館のようなものです。
ただし、世界中の図書館をすべて合わせたよりも多くの情報が保管されています。
Google は、ウェブページ、画像、書籍、動画、ファクトなどに関するデータによって継続的にそれを拡大および更新しています。
※Google「Google 検索の仕組み」より
Googleはクローラーと呼ばれるソフトウェアを使って、世界中のWebページを見にいきます。
クローラーは既に存在しているページのリンクをたどって、新しく作られたページを発見したり、既存ページの更新を確認したりします。
ページを閲覧する過程で、ページ内の情報を収集して整理し、インデックスに保管するのです。
これを「インデックス登録」といいます。
検索結果にはインデックス登録されたページのみが表示されます。
つまり上位表示を目指すためには、インデックス登録されていることが大前提です。
「全然上位表示されない…」と思ったら、あれこれ施策する前に、そもそもインデックス登録されているか確認しておきましょう。
GoogleのSearch Console(サーチコンソール)から簡単に確認できます。
インデックスについては「検索エンジンのインデックスの仕組みとチェック方法」もご参考ください!
検索結果を自動で生成する「ランキングシステム」
瞬時に順位をつけるため、Googleは検索結果を自動で生成するランキングシステムを持っています。
世界には入手可能な情報が膨大に存在するため、情報分類のサポートがなければ必要な情報を見つけるのはほぼ不可能です。
Google のランキング システムはそのために設計されています。
検索インデックスに登録されている膨大な数のウェブページとその他のコンテンツを分類し、最も関連性の高い有用な結果を瞬時に提示します。
※Google「ランキング結果」より
このランキングシステムは、検索アルゴリズムによって構成されています。
検索アルゴリズムは「1つ」ではなく「一連」と表現されており、多数の要因が複雑に絡み合っています。
Googleは検索結果の判断にかかわる主な要因として、下記の5つを挙げています。
- 検索クエリの意味:ユーザーがどんな情報を探しているか(検索クエリの背後にどんな意図や心理があるか)
- コンテンツの関連性:求められている内容に関連する可能性のある情報が含まれているか
- コンテンツの質:専門性、権威性、信頼性を示しているか
- ウェブサイトのユーザビリティ:ユーザーにとってアクセス性が高いか
- コンテキストと設定:現在地、過去の検索履歴、検索設定などに沿っているか
※クエリ:ユーザーが検索時に入力した言葉
全ての要因が同じ度合いで重要視されているわけではありません。
クエリの性質によって各要因の重み付けが変わるとされています。
例えば、北海道にも広島県にも存在する「北広島」という地名を含めたクエリなら現在地が重視されますし、健康に関わるクエリならコンテンツの質(専門性、権威性、信頼性)が重視されるでしょう。
検索順位を上げる方法とは?
冒頭でもお伝えした通り、検索1位を保証することは誰にもできないですが、検索順位を上げる(上位表示を目指す)ために出来ることはたくさんあります。
先ほども触れたGoogleが公表している「検索結果の判断にかかわる主な要因」から、検索順位を上げるために必要なことを紐解いていきましょう。
【検索クエリの意味】①ターゲットキーワードを明確にする
検索での上位表示を目指すためには、「どのキーワードで上位表示を目指すのか」目的が明確でないと施策もできないですよね。
まずはページのターゲットキーワードを選定する必要があります。
「●●でも▲▲でも上位表示したい!」と欲張らずに、1ページに対して1組のキーワードを選定しましょう。
キーワードからパッと連想できるユーザーの求めていることは、深堀りしていくと案外複数の意味を含んでいるものです。
弊社では1ページ1キーワードを原則としています。
※キーワード選定については「SEOのキーワード選定のコツは?選定方法やおすすめツールもご紹介!」もご参考ください!
【検索クエリの意味】【コンテンツの関連性】②ユーザー心理を理解する
選定したターゲットキーワードを検索するユーザーの心理を理解し、それに応えるコンテンツを作ります。
ここがコンテンツ作成の肝です!
ユーザーは欲求を満たすために検索をします。
その欲求は大きく「したい(Do)」「知りたい(Know)」「行きたい(Go)」の3つに分類されます。
まずは根幹となる「検索者の欲求が何か」を見極める必要があります。
例えば「札幌 コメダ珈琲 メニュー」と検索するユーザーは「札幌にあるコメダ珈琲のメニューを知りたい(Know)」と思っています。
「札幌にあるコメダ珈琲へのアクセス(Go)」ではニーズにマッチしません。
では、アクセス情報は全く不要なのか?
ユーザー心理を想像すると、そうとも限りません。
ユーザーがメニューを知りたがっているということは、コメダ珈琲の商品を食べたい(飲みたい)と思っていると推測できます。
メニューが確認できて「これを食べに行こう!」と決めたら、次の欲求は「行きたい(Go)」になります。
優先度はメニューほど高くないにしても、アクセス情報もユーザーにとっては必要な情報と考えられます。
このように、ターゲットキーワードからパッと連想できるユーザー心理だけでなく、その後の行動や次に出てくる疑問などを想定して、先回りして解決してあげるコンテンツを作ることができれば、ユーザーの高い満足が得られるでしょう。
コンテンツの関連性を高めることにもつながります。
【コンテンツの関連性】③ターゲットキーワードをタイトルや見出しに含める
Googleはコンテンツの関連性について、次のように伝えています。
情報の関連性を評価するための最も基本的なシグナルは、検索クエリと同じキーワードがコンテンツに含まれているかどうかです。
たとえばウェブページの場合、キーワードがページに出現する(特に見出しや本文に含まれている)場合、そのページの情報は関連性が高い可能性があります。
ページにおける重要な情報を示すタイトル(titleタグ)や見出し(hタグ)は、クローラーも注目しているシグナルです。
本文だけでなく、タイトルや見出しにも自然な範囲でキーワードを盛り込みましょう。
もちろん、無作為にキーワードを乱用することは望まれていません。
キーワードの詰め込みはGoogleのガイドライン違反となります。
【コンテンツの質】④E-A-Tを高める
コンテンツの質については「専門性、権威性、信頼性を示しているか」と記されています。
これは「E-A-T」と呼ばれる品質評価要素です。
※E-A-T:「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の3要素の総称
E-A-Tを高める方法については「E-A-Tとは?SEOと関係が深いGoogleのページ品質評価要素」で詳しく解説していますが、簡単にポイントをまとめますね。
一貫したテーマに基づくサイト作り
サイトの軸となるテーマを明確にして、テーマに関連するページを増やしていきます。
テーマに関する有益な情報を発信し続けることで、「●●情報を得るならここが良いよね!」と権威性が得られ、ユーザーやGoogleからの信頼が高まります。
高品質コンテンツの作成
Googleの公式ブログ「Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと 」の<コンテンツに集中する>のセクションでは、コンテンツの品質を自己評価するための質問項目が20個挙げられています。
この中にはE-A-Tに関する項目がいくつもあります。
逆説的な話になりますが、高品質なコンテンツを目指すことがE-A-Tを高めることにもつながるのです。
著者名や運営会社の明示
発信元が何者かも分からない状態では、ユーザーは不安になります。
ユーザーが見つけやすいところに著者情報を掲載したり、運営会社ページへのリンクを設置したりして、ユーザーが安心してコンテンツを読み進められるようにすることが信頼にもつながります。
著者情報には経歴や役職、資格や所属学会など、より信頼につながる情報を掲載できると良いですね。
運営会社の明示として、whois情報(IPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報)を公開するのも1つの方法です。
被リンクやサイテーションを増やす
第三者からの良い評判や口コミは、権威性や信頼性の表れといえます。
外部サイトからの被リンクやサイテーション(リンクがない紹介)が増えることも、E-A-Tを高めることにつながります。
ただし、被リンクのコントロールはダメです!
自作自演のリンクやリンク購入は、Googleのガイドライン違反となります。
専門知識を掲載する
専門家として、広く知られている一般知識だけでなく、専門的な知識や見解も伝えられると良いです。
データや調査結果に基づいた情報や経験から得た知識など、コンテンツの内容に携わる者だからこそ言えることをしっかりと伝えましょう。
コンテンツの鮮度を保つ
数年前の情報だからといって、上位表示しないとは限りません。
ただし、過去の情報が現在にとっては誤った情報となることもあり得ます。
コンテンツを定期的にチェックし、情報を更新することでコンテンツの信頼性を保ちましょう。
サイトのHTTPS化
GoogleはサイトのHTTPS化を長年推奨しており、2014年からはHTTPSをランキングシグナルとしています。
Chromeでは、HTTPS化されていないサイトに対して「保護されていない通信」と常に警告が出ます。(2022年3月現在)
HTTPS化が一般的になっている今、「HTTPSだから安心」というよりは「HTTPだから不安」という印象の方が強いかもしれません。
構造化データを活用する
構造化データは、クローラーに対して情報をわかりやすく伝えるためのマークアップです。
テキストとして記述するだけでなく構造化データも活用することで、クローラーが的確に情報を把握することが期待できます。
hasCredential(資格)、hasOccupation(職業)、honorificSuffix(学位)、address(所在地)、knowsAbout(専門性)など、様々なプロパティがあります。
【ウェブサイトのユーザビリティ】⑤ユーザーが使いやすいサイト作り
ユーザビリティについては、Googleは「ページエクスペリエンス」の観点に着目していると伝えています。
ページエクスペリエンスとは、ユーザーがウェブページで操作を行った際の、情報そのものの価値以外に関するエクスペリエンスの尺度となるシグナルのセットです。
Google検索セントラル「ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について」より
2021年6月16日から9月3日にかけて「ページエクスペリエンスアップデート」が展開され、ページエクスペリエンスシグナル(評価指標)は下記の4つになりました。
- ウェブに関する主な指標(コアウェブバイタル)
- モバイルフレンドリー(モバイルフレンドリーであるか)
- HTTPS(サイトの接続が安全かどうか)
- 煩わしいインタースティシャルがない(コンテンツを覆い隠していないか)
Googleは「優れたページエクスペリエンスが、優れたコンテンツに勝ることはない」と断言していますが、コンテンツの質が同等と判断された場合には「ページエクスペリエンスが優劣をつける重要な判断材料となる」と伝えています。
ユーザーのために重要なユーザビリティを向上させることは、上位表示を目指すためにも必要な要素といえます。
検索順位を上げる方法はたくさんある!できることをコツコツと
検索結果を操作することはできませんが、検索順位を上げる(上位表示を目指す)ために出来ることはたくさんあります!
まずは検索順位が決まる仕組みを知って、何が検索順位を決める要因になっているのかを理解しましょう。
検索順位を上げる方法はどれも「ユーザーのため」に必要なことです。
小手先の対応ではなく、できることをコツコツと着実に行って、上位表示を目指していきましょう!
中には専門的な知識や技術が必要となる場合もあります。
お困りでしたらブルームプロモーションのお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!