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こんにちは!ブルームプロモーションの五十嵐です。
出版社やWEBでのライター・校正など、文章に関わって10年目になる私ですが、最初は「この書き方で伝わるのか」「時間がかかりすぎる…!」と悩みは尽きませんでした。
そんな私が思う初心者がブログを始めるために重要なことは、まず基本の下地を作ること!
実は、書き方のテクニックより、準備をしっかり行うことがキーポイントとなるんです。
記事を読み終えた頃には「早く書きたい!」となるように、最後まで読まれるブログにする方法・書きやすくなる方法を、わかりやすく解説していきます。
では基本の18項目を、書く前の準備5つ・書き方のコツ8つ・さらに記事が良くなるコツ5つに分けてご紹介します!
目次
ブログ初心者が書き方より先に押さえたい5つの準備
最後まで読まれるブログ記事にするためには、書き方も大事ですが、事前準備を整えることが大きなカギとなります!
まずはブログの準備として、5つのステップを進めていきましょう。
- 誰に向けて書くかを明確にする
- ブログテーマを絞る
- 記事のターゲットキーワードを決める
- 結論から伝える構成を作る
- リサーチに時間をかける
1.誰に向けて書くかを明確にする
誰のためのブログにするか「ターゲット」を絞ることで、ユーザーにも書き手にもメリットがあります。
- 例1)ブログを始めたい人
- 例2)始めて1ヵ月程度・知識はほぼ無い・ライターとして収益につなげたい人
例1の設定よりも、例2のように具体的な人物像をイメージする方が、読者側がより「自分のこと」として捉えられ、読み進めやすくなります。
また、例2)の人物であれば「ブログ ネタ 探し方」「ブログ 収益化」など、こんなキーワードで検索するだろうなという予測がしやすいですよね。
さらに、読者に「ブログのファンになってほしい」「商品を買ってほしい」など、ゴールまで考えることができれば、記事の方向性も決まるでしょう。
執筆時にも、ターゲット像の読者目線でブレずに書くことが重要です!
2.ブログテーマを絞る
雑記ブログより、何かに特化したブログの方が検索順位は上がりやすいです。
なぜなら、Googleは検索されたキーワードに対しての答え(ブログの内容)が、明確で専門的知識を有する情報であることが評価されるから。
テーマを絞る際には、以下の3つを基準にしてみましょう。
- 自分が詳しいジャンル
- 興味を持てて、追求するのが苦じゃないジャンル
- 需要があるジャンル
経験や知識のあるジャンルであれば、経験談を含めるなど記事の独自性が生まれます。
長く続けていくためには「知識を深めていくことが苦にならないジャンル」を選ぶのが重要です。
また、検索数の多い需要がある(市場が大きい)ジャンルである方が、アクセス数を稼ぎやすいでしょう。
キーワードプランナーなどの無料ツールを活用すると、検索キーワードのおおまかな月間検索数が簡単にチェックできますよ!
3.記事のターゲットキーワードを決める
ブログを作る際には、どんなキーワードで検索された時に記事を表示したいか、ターゲットキーワードも決める必要があります。
ブログが不動産がテーマだとしたら「不動産売却 ◯◯」「土地購入 ◯◯」といったメインのキーワードを考え、その後「◯◯」部分を絞ります。
まずは、Google検索窓に入力した時に出てくるサジェスト(提案されるキーワード)をチェックすると良いでしょう。
その他、サジェストはラッコキーワードやキーワードリサーチャーなどの無料ツールでも一覧でチェックすることができます。
ただし、ターゲットキーワードに関しては、実は検索数が多ければ良いとは限りません。
例えば検索結果が大手企業の記事ばかりだと、個人ブログが上位に入るのは難しいです。
「キッチン」だと大手のキッチンメーカーが上位を占めますが、「キッチン ペンダントライト 失敗」であれば個人ブログが入っているので、上位表示される可能性は高まります。
初心者の場合は競合性が低いキーワードから始める方が、集客できる人数は限られますが検索上位が獲得しやすく、アクセスを着実に増やしやすいです。
「SEOのキーワード選定のコツは?選定方法やおすすめツールもご紹介!」のコラムも、ぜひ参考にしてくださいね!
4.結論から伝える構成を作る
最初に読むことで得られるメリットが伝わると、読み進めてもらえやすいです。
読むメリットがあることを示すためには「結論を先に伝える」「タイトルだけ見ても記事の内容がわかる」ことが重要!
まずは先に、以下のような記事構成を考えましょう。
- 決めたキーワードで検索し、ユーザーの人物像、悩み・欲求、欲しい答えを書き出す
- それを元に、リード文→答え(結論)→理由や具体例→結論まとめという順で構成
2の順序は、SEO(サイトが上位表示されるための施策)に効果的な文章と言われている「PREP法(プレップ法)」です。
結論 (Point):結論、要点から話す
理由 (Reason):結論の理由を説明する
事例、具体例 (Example):話の具体例を挙げる
結論 (Point):再度、結論で話をまとめる
上記の頭文字と取ってPREP法と言いますが、なぜSEOに有効かというと、Googleが考える優れたページは「検索者が知りたい情報について、わかりやすくまとめられているページ」だからです。
構成ノートを作り、ターゲット像が求めている情報からブレないよう、わかりやすく伝わる順序で構成していきましょう。
大筋が決まったら「ブログ内容が伝わるタイトル・文中の見出し」を作成し、「見出しの中で伝える情報」を大まかに入れていきます。
見出しや冒頭のリード文の作り方は、後述する「初心者が基本としたいブログの書き方8つのコツ」で詳しくお伝えしますね!
5.リサーチに時間をかける
ライティングにおいて、この「⑤リサーチに時間をかける」は1番重要!と言っても過言ではないほど。
事前に多くの情報を得ておくことで、スピードアップと良質な記事につながります。
ブログ記事で狙いたいキーワードで実際に検索した時に出てくる競合サイトや、TwitterなどのSNSの情報が参考になるでしょう。
yahoo知恵袋などの質問サイトも、そのキーワードで検索するユーザーがどんな悩みを抱えているかを知るヒントになります。
そして、「情報の正確性」も重要です!
内容に信憑性と説得力があるほど、ユーザーだけでなくGoogleからも評価が上がり、検索上位に入りやすくなります。
正確性の高い情報とは、以下のようなものです。
- 政府や官公庁が公開している情報
- 大手企業や研究機関が調査した情報
- 専門家や権威ある人物が執筆している記事や本の情報
- メーカーや販売元の公式サイト情報
- 実体験での情報
こういった情報は引用し、引用元とともにリンクも付けると、グッと信頼度が上がります。
では、次で基本のブログ記事の書き方を紹介していきましょう。
初心者が基本としたいブログの書き方8つのコツ
ブログの書き方として、初心者がまず押さえたいのは以下の8つです。
- 中学生でも理解できる文にする
- キーワードを含めたわかりやすいタイトル・見出しに
- 基本的な文章ルールを守る
- 読み手の心を掴むリード文・要点が伝わるまとめに
- 結果から先に伝える
- 曖昧な表現を避ける
- 箇条書きで見やすく
- 図解・画像を入れて装飾は適度に
最後まで読ませる記事にするためには、この8つを基本としましょう!
1.中学生でも理解できる文にする
現在のスマホ世代は、流し読み習慣により読解力が落ちているといわれています。
少しでもわからないと読者は記事から離れてしまうため、専門用語や一般的でない難しい言葉は避けましょう。
何より「中学生が読んでも理解できる書き方」を意識することが、重要なポイントです!
また、文章はできるだけ簡潔にすることで読みやすくなります。
「この」「その」などの指示語や、「そして」「つまり」といった接続詞、無駄な修飾語など、無くても意味が伝わる部分はできるだけ削りましょう。
「文章の上手い書き方10のコツ。伝わる文章は良いコミュニケーションを生む」のコラムも参考にしてみてくださいね。
2.キーワードを含めたわかりやすいタイトル・見出しに
Googleから評価され、検索上位表示されるブログにするためには、記事のキーワードを必ずタイトルに含め、文中の見出しにも無理のない範囲でキーワードを入れましょう。
続いて、タイトルを作成するコツを3つ紹介します。
- 検索ユーザーの欲しい答えを示す
- 興味を引くワードを入れる
- 32文字以内
求める答えがあることを示すタイトル、「簡単」「発見」「実践」など興味を引きそうなワードや「10選」「2022年」など数字を含めたタイトルは、クリック率が高まる傾向にあります。
32文字以内の理由としては、検索結果で文字が見切れてしまうからです。
本文の見出しは、「見ただけで内容が理解できるか」という点が1番重要!
さらに、できるだけ簡潔でわかりやすい見出しにすることがポイントです。
SEOに関する見出しテクは「SEOを意識した見出しの役割とは?書き方やルールを知ろう」も参考にしてください!
3.基本的な文章ルールを守る
書き方の基本ルールは、ひとまず次の5つを把握しておけばOKです!
それぞれ解説していきましょう。
・「です・ます」調で統一する
語尾が統一されていないと大変読みにくい文章になります。
「だ・である」調はNGというわけではないですが、「です・ます」調の方が丁寧でソフトな印象を受けるため無難でしょう。
・語尾を2回以上繰り返さない
同じ語尾を2回以上繰り返すと、単調な感じや稚拙な印象を与えてしまいます。
例えば「ます」が続くようなら、「しょう」「です」「ません」「ました」「でした」など、不自然でない限り違う表現に変えましょう。
・「ら抜き・い抜き言葉」や「話し言葉」を使用しない
「食べられる」→「食べれる」、「食べている」→「食べてる」などの「ら抜き・い抜き言葉」や、「きちんと」→「ちゃんと」のような「話し言葉」を使っていないかも注意しましょう。
・一文は短めを意識する
一文が長くなると文章の塊のような印象になり、集中力を維持して読むことが難しいです。
1つの文章に対して1つの事柄について伝えることを意識し、削れる部分は削りましょう。
・同じワードの繰り返しや二重表現を避ける
「文章の間違いを確認し、全体的に読みやすいか確認しましょう」
「最近の本は500円以下の本が少なく、1,000円以上の本が増えている」
このような文を読むと、少し稚拙な印象を受けませんか?
なるべく違う言葉に置き換えるよう工夫しましょう!
また、つい間違ってしまう言葉として「まず最初に」という表現があります。
これは二重表現といって、同じ意味の言葉を繰り返し使うこと。
この場合、「まず」という言葉に「最初」という意味が含まれているため、どちらか一方だけでOK。
例えば「車に乗車する」「はっきり明言する」「後で後悔する」なども二重表現です。
・ひらがなと漢字の割合をバランス良く
読みやすい文章にするためには、ひらがな7割・漢字3割のバランスがおすすめです。
カタカナも多用すると読みづらいため注意しましょう。
4.読み手の心を掴むリード文・要点が伝わるまとめに
リード文(冒頭文・導入文)ではユーザーの悩みに共感しながら、どんな内容が書いてあるかを予告します。
また、検索してきたユーザーはできるだけ早く答えが欲しい状態です。
先に結論をチラ見せし、「なぜなら」という部分に興味をもたせるリード文にしましょう。
さらに、以下のポイントも意識するとユーザーの心を掴みやすいです。
- 記事を読むことで得られるメリット
- 新たな事実を知れる意外性
- どの記事よりも明確な答えが得られるという網羅性
- 簡単に解決できそうな簡易性
加えて、「○年経験」「○○専門家」など筆者の専門性の高さも伝わると信頼性がアップし、読み進めてもらいやすいです。
ただしリード文は長すぎると離れてしまう可能性があるため、端的にまとめましょう。
最後の「まとめ」については、ユーザーが求める答えに対し「要点をシンプルに思い出させる」要約になっているか、という点が重要です。
5.結果から先に伝える
結果から先に伝える記事構成が重要とお伝えしましたが、本文に関しても同じです。
見出しに対する答え(結論)を伝えてから理由を解説し、具体例を紹介していく流れの方が、「いつ答えが得られるのか」と記事から離脱してしまうことを防ぎます。
6.曖昧な表現を避ける
気をつけたいのが「〜と思う」「〜かもしれません」「〜のような気がします」「〜らしいです」という曖昧な表現。
これらを多用すると信憑性が薄まり、ピンポイントで答えを探すユーザーにとって、参考にならない記事と捉えられてしまいます。
7.箇条書きで見やすく
文章をつなげて長く書くよりも、箇条書きにすることで格段に読みやすくなります。
また、ユーザーは早く答えを見つけたいのと、必要な情報以外は読みとばす傾向があるため、シンプルに箇条書きで見せた方が記事の有益性が高まります。
8.図解・画像を入れて装飾は適度に
文字だけよりも画像や図解を入れた方が飽きずに読み進めることができるので、サイトの離脱率の改善が期待できます。
また、内容を視覚的に解説する図解があると、流し読みをしている読者でもパッとわかりやすく、読みやすさがグッと上がります。
色文字やマーカーなど装飾を多用すると、どこが重要かわかりづらくなるため、初心者のうちは必要最小限で良いでしょう。
ブログ記事がさらに良くなる5つのコツ
基本に加えて、さらに読まれる記事にするためには以下の5つもポイントです。
- 具体例・体験談・数字を入れる
- ターゲットキーワードの競合サイトを分析する
- スマホからの見え方もチェックする
- 関連性の高い記事のリンクを貼る
- 時間をおいてチェックする
1.具体例・体験談・数字を入れる
具体例や実際に体験・経験したリアルな情報を載せることで、記事のオリジナル性が高まり、ユーザーだけでなくGoogleからの評価もアップします。
ただし入れることで助長になりすぎないよう、含める割合は工夫しましょう。
また、「結構」「しばらく」など曖昧な表現は使わず、「30分」「30km」といった具体的な数字で表すことも説得力や信憑性が増します。
2.ターゲットキーワードの競合サイトを分析する
記事のターゲットキーワードを検索し、上位にある競合サイトのタイトル・見出しの付け方、リード文の書き方、装飾や画像の割合、リンクのはさみ方など、良い部分は取り入れてみましょう。
競合サイトでユーザーの悩みに対して満たせていない情報を書き出し、自分のブログに取り入れるのも、記事の差別化を図るためにおすすめです。
3.スマホからの見え方もチェックする
日本では7割以上がスマホでの検索といわれています。
ブログを書く時はパソコンを使う場合が多いと思いますが、スマホから見て読みやすいかという点も重要なチェックポイントです。
「読みにくい部分はないか」「画像・図解のサイズやデザインはおかしくないか」「変な部分で改行されていないか」「リンク先は正しく表示されるか」という点を確認しましょう。
4.関連性の高い記事のリンクを貼る
その記事で必要な情報が詳しく載っている公的機関のサイトや、自身のブログで関連する記事があれば、リンクを貼りましょう。
ユーザーにとっても有益な情報への気づきになり、ページビュー数が増えるきっかけにもなります。
また、リンク設置の際は「こちら」のような単語に貼るのではなく、記事タイトルのテキストに設置するのがポイントです。
5.時間をおいてチェックする
夜に書いたものを、朝に読むと「おかしいな」と気づくことはありませんか?
集中して書いた後すぐにチェックするよりも、一晩くらい時間をおいて見た方が、頭もスッキリして校正の精度が上がります。
誤字脱字はもちろんですが、読者の悩みや欲求に答えられているか、蛇足な部分や意味がわかりにくい部分はないか、スラスラ読めるかなどを再度チェックしましょう。
ブログ初心者は綿密な準備とわかりやすい書き方が重要!
ブログを書く時は、まず下地をしっかり作ることが大切です。
最初に「ターゲット設定」「結論から伝える構成作り」「ブログテーマ・記事のキーワード決め」「十分なリサーチ」といった準備をしておくことが、最後まで読ませる・スラスラ書けるようになるカギとなります。
記事本文の書き方として意識したいのは、中学生でも理解できる文にすること!
わかりやすいタイトル・見出しにする、心を掴むリード文にする、改行や箇条書きで見やすくする、図解・画像を入れるなどのコツも重要です。
プラスαとして競合サイトの分析やスマホからの見え方チェック、関連記事のリンクを貼ることで、最後まで読まれるブログ記事へと近づけます。
基本を押さえて数をこなせば、必ずスムーズに書けるようになります!
まずは地道にコツコツと記事を増やしていきましょう。
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