コンテンツSEO

2021.09.28

Needs Met(ニーズメット)とは?ユーザーのニーズを考える評価基準

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こんにちは!ブルームプロモーションです。

 

コンテンツSEOにおいては、ユーザーのニーズに応えるコンテンツ作りが必要です。

Googleの検索アルゴリズムに関するガイドライン(検索品質評価ガイドライン)では、検索結果がどれだけユーザーのニーズに応えているかを評価する「Needs Met(ニーズメット)」という評価基準があります。

 

では「ユーザーのニーズ」とは…?

Needs Metの対象要素や評価などを掘り下げていくので、ユーザーのニーズについて深く考えていきましょう!

NeedsMetが評価基準にする要素

ここに目次が入ります

Needs Met(ニーズメット)とは

Needs Metは直訳すると「ニーズに応じる、ニーズを満たす」。

Needs Met(ニーズメット)とは、Googleの検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)における「検索結果がどれだけユーザーのニーズに応えているか」という評価基準です。

 

※下記にある「検索アルゴリズムに関する Google の目標が定義された厳しいガイドライン」が、検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)です。

Google では、検索アルゴリズムが関連性や品質の高い基準を満たせるように、ライブテストや、世界各国にいる熟練した外部の検索品質評価者による評価など、厳正なプロセスを整備しています。

品質評価者は、検索アルゴリズムに関する Google の目標が定義された厳しいガイドラインに準拠しています。

このガイドラインは一般公開されており、誰でも見ることができます。

(Google「検索アルゴリズムの仕組み」より)

 

検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)は、「Page Quality Rating Guideline(ページ品質評価ガイドライン)」「 Understanding Mobile User Needs(モバイルユーザーニーズの理解) 」「Needs Met(ニーズを満たす評価ガイドライン)」の3部構成になっています。(202010月更新版にて)

つまり、検索における品質の評価は「ページの品質」と「ニーズを満たす」という2つの要素だと言えます。

※ページの品質については「コンテンツSEOとは?メリットや良質なコンテンツについて解説」のコンテンツSEOでは「コンテンツの質」が大事で詳しく解説しています!

 

 

Needs Metの対象要素

Needs Metは「検索結果がどれだけユーザーのニーズに応えているか」という評価基準。

こう聞くとページに書いてある情報そのものに対する評価基準だと思いがちですが、もう少し深掘りしていくとページの操作性も関係すると考えることができます。

 

検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)のNeeds Metの項目では、以下のような記述があります。

you to focus on mobile user needs and think about how helpful and satisfying the result is for the mobile users.

(Google翻訳)モバイルユーザーのニーズに焦点を合わせ、その結果がモバイルユーザーにとってどれほど役立つか満足できるかを考えます。

Needs Metのニーズは「モバイルユーザーのニーズ」なんですね。

 

ここで注目したいのが、先程ご紹介した検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)の構成。

  1. Page Quality Rating Guideline(ページ品質評価ガイドライン)
  2. Understanding Mobile User Needs(モバイルユーザーニーズの理解)
  3. Needs Met(ニーズを満たす評価ガイドライン)

つまりNeeds Metを理解するためには、合わせて2の「Understanding Mobile User Needs(モバイルユーザーニーズの理解)」も理解する必要があります。

 

「Understanding Mobile User Needs(モバイルユーザーニーズの理解)」ではモバイルユーザー、クエリ、検索結果について解説されているのですが、実は序盤で操作性について言及されています。

現在はほとんどのユーザーがスマホから検索しており、検索する状況や用途もさまざま。

なのにパソコンと比べて入力がしづらい、画面が小さい、スマホだと使いにくいwebページがある、読み込み速度が遅いといったケースがあるという記述から、次の文章に続いています。

Important: Mobile smartphones should make tasks easy, even for mobile users with a small screen device (i.e., size of smartphone, not a tablet). Users want results right away, at that moment, and may not be able to spend a lot of time to find what they are looking for.

(Google翻訳)重要:モバイルスマートフォンは、小さな画面のデバイス(つまり、タブレットではなくスマートフォンのサイズ)を使用しているモバイルユーザーでも、タスクを簡単にする必要があります。
ユーザーはその瞬間にすぐに結果を求めており、探しているものを見つけるために多くの時間を費やすことができない場合があります。

ここで、「Needs Met(ニーズを満たす評価ガイドライン)」の項目にある記述を再び思い出しましょう。

you to focus on mobile user needs and think about how helpful and satisfying the result is for the mobile users.

(Google翻訳)モバイルユーザーのニーズに焦点を合わせ、その結果がモバイルユーザーにとってどれほど役立つか満足できるかを考えます。

モバイルユーザーにとってどれほど「役立つか」「満足できるか」は、情報そのものだけではなくページの操作性も関係が深いと言えるでしょう。

 

 

Needs Metの評価

ユーザーのためになるコンテンツの要素

 

Needs Metは「Fully Meets」「Highly Meets」「Moderately Meets」「Slightly Meets 」「Fails to Meet」の5段階で評価します。

それぞれどんなページが該当するか検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)で解説されています。

最高評価の「Fully Meets」と高評価の「Highly Meets」を見て、どのようなページがNeeds Metの評価高いと言えるのか確認しましょう。

 

最高評価の「Fully Meets」は次のように解説されています。

the Fully Meets rating should be reserved for results that are the “complete and perfect response or answer” so that no other results are necessary for all or almost all users to be fully satisfied.

(Google翻訳)Fully Meetsの評価は、すべてまたはほぼすべてのユーザーが完全に満足するために他の結果が必要ないように、「完全で完璧な応答または回答」である結果のために予約する必要があります。

他の結果を必要としない=ユーザーが完全に満足している、と伝えています。

 

高評価の「Highly Meets」は次のように解説されています。

Highly Meets results are highly satisfying and a good “fit” for the query. In addition, they often have some or all of the following characteristics: high quality, authoritative, entertaining, and/or recent (e.g., breaking news on a topic).

(Google翻訳) Highly Meetsの結果は非常に満足のいくものであり、クエリに適しています。さらに、それらはしばしば次の特徴のいくつかまたはすべてを持っています:高品質、権威、面白い、および/または最近(例えば、トピックに関する最新ニュース)。

クエリ(ユーザーの意図)に合った内容で、ユーザーが非常に満足するものだと伝えています。

また別の行では、大半のユーザーは他の結果を必要としない、と伝えています。

Some users may wish to see additional results.

(Google翻訳)一部のユーザーは、追加の結果を見たいと思うかもしれません。

つまり、Needs Metにおいて高評価と判断されるページは「ユーザーが他の結果を必要としないページ」であり、その要素として次のことが挙げられると言えるでしょう。

  • ユーザーの意図に合った質の高い情報を提供している
  • サイトや著者に権威がある
  • ユニークで面白い(主に動画コンテンツに対して使われている表現)
  • 情報に鮮度がある
  • モバイルでの操作性が高い

※上で出てきた「権威」については「E-A-Tとは?SEOと関係が深いGoogleのページ品質評価要素」で解説しています。

 

 

Needs Metとランキングの関係

Needs Metについて記載している検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)では、ランキングについては触れていません。

しかしながら、検索品質評価ガイドラインは検索アルゴリズムに関するガイドライン。

検索における品質の評価が「ページの品質」と「ニーズを満たす」の2要素だと考えると、当然ランキングに深い関わりがあると言えるでしょう。

 

しかも、Needs Metの要素の1つとして考えられる「モバイルでの操作性が高い」で例示されるフォームへの入力や読み込み速度は、2021年5月からランキング要因に組み込まれるコアウェブバイタルの指標にも関連します。

 

 

Needs Met(ニーズメット)とはモバイルユーザーのニーズに対する評価基準

Needs Met(ニーズメット)は、検索品質評価ガイドラインに記載されている「検索結果がどれだけユーザーのニーズに応えているか」という評価基準。

ここでのユーザーは、主にモバイルユーザーを指しています。

 

Needs Metは、記載している情報だけでなくページの操作性も関連します。

ユーザーが他の検索結果を必要としないような、的確な情報と操作性を提供するページ作りを目指しましょう。

この記事を書いた人

SEOプランナー本島 優里

塾講師、ウェディングプランナーを経て、2017年 ブルームプロモーションに入社。コンテンツSEOの企画・設計、ライティングのセミナー講師も行う。

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