コンテンツSEO

2023.12.20

リライトとは?記事をメンテナンスしてSEOの効果を出そう

facebook

X

line

こんにちは!ブルームプロモーションの八木田です。

 

ブログ記事を運営していると、次のような悩みがありませんか?

「過去に公開した内容が古くなってしまった…」

「公開した当時は検索順位が上位にいたのに、気づくと順位が下がっている…」

 

記事を公開してから数年が経過している場合、リライトするタイミングかもしれません。

今回はリライトについて、目的・効果・方法などを解説していきます!

リライト診察中

 

SEOリライトとは記事のメンテナンス!

英単語の「リライト(rewrite)」では「記事を書き直す」「書き換える」を意味します。

 

SEOリライトとは、元の記事の内容を活かし情報の更新や加筆修正を行いSEOに効果が出るように記事をパワーアップすることです。

 

丸っと記事の内容を変更してしまうと新記事作成と同じなので、元の記事の内容を活かすことがポイントです。

 

リライトは、記事のメンテナンスだと思っています。

運営しているブログ記事の数が多い場合、集客ができている記事・できていない記事を見分けてから調査していくと良いでしょう。

集客できていない記事は、現状の検索順位は何位なのか、上位表示記事と比べて足りない要素は何かなど調査することが必要です。

 

検索エンジンは、常日頃からユーザーのために情報を届けているため、情報が古いと評価が落ち、検索結果の順位が落ちてしまうことがあります。

ブログ記事を新しく追加しているだけだと、過去の記事の効果や現状に気付けないことがあるので、記事本数が多くなってきたときは、一度古くなった記事の状況を確認してみると良いでしょう。

メンテナンスが必要な記事が見つかるかもしれません。

 

リライトはSEOにどう影響する?

リライトの目的は、ユーザーに最新の情報を届け、質の高いコンテンツを維持することです。

 

検索順位を上げることがリライトの効果として、一番わかりやすいですが、記事のメンテナンスをして、最新の情報を届けることで質の高いコンテンツを維持できていることは、ユーザーや検索エンジンにとっても信頼を得ることができます。

 

検索エンジンは、記事の内容や更新状況などを見ているともいわれています。

 

公開してから数年経っている記事と、直近で更新していると分かる記事だと、更新されている記事の方が信頼できますよね。

記事をメンテナンスすることで、ユーザーや検索エンジンからも信頼を得やすくなることがリライトの効果ともいえるでしょう。

 

上位表示するコンテンツとは?

検索結果で上位表示するコンテンツは、検索エンジンから次のような評価を得ています。

  • 検索ニーズに応えている
  • ユーザーに利益(メリット)になる
  • 読みやすい
  • 独自性(オリジナリティ)がある
  • 専門的で信頼できる

 

これらをクリアしているコンテンツは、検索エンジンから評価され、上位表示しやすくなります。

記事を作成する側は、ユーザー・検索エンジンに届くように心がけることが大切です。

 

そもそもなぜ順位が下がる?

検索順位が下がってしまう原因は、さまざまです。

Googleのアルゴリズム変更や、順位の押し上げ、リニューアルなどによるサイトの変化、ガイドライン違反など、検索順位が上がったり下がったりすることは珍しいことではありません。

 

以下の記事でも、検索順位が下がる原因について詳しく解説しています。
なぜ検索順位が下がるのか?下がった原因を確認して施策を考えよう

 

ブログを運営していても、こまめに順位を確認していないと検索順位が下がったことに気付けませんよね。

ブルームプロモーションでは、SEO保守・モニタリングとして検索順位をチェックを行っています。

ブログを運営しているけれど、SEO保守やモニタリングができていないという方はぜひご相談ください。

 

SEOリライト【前準備】メンテナンスが必要な記事の選び方

ブログ記事を多く公開している場合は、まずどの記事が伸び悩んでいるか調べましょう。

 

伸び悩んでいると判断する条件は以下です。

  • 公開してから1年以上経過している
  • 訪問数が獲得できていない
  • 検索順位がついていない など

 

これらの条件に当てはまる記事を、優先度を決めてリライトしていくと良いでしょう。

順に説明していきます。

公開してから1年以上経過している

訪問数・検索順位を確認する前提として、リライト記事を選ぶ際は公開から1年が経過しているものを選びましょう。

 

公開後、1年が経過している記事は伸び悩んでいる可能性が高いので、メンテナンスしてあげましょう。

 

訪問数が獲得できていない

記事の訪問数も確認しましょう。

GA4を使い、過去3ヶ月分ほどのセッション数を確認し、訪問数(セッション)が獲得できていない記事を確認します。

 

▼GA4:訪問数(セッション数)の確認方法

  • 対象期間:過去90日間に絞る
  • >レポート>「ライフサイクル」>「エンゲージメント」>「ランディングページ」
    ※記事本数が多い場合は、データをCSVでエクスポートすると確認しやすいです

 

エクスポートしたリストから、訪問数が少ない順に並び替え、リライトする優先順位をつけるのも良いでしょう。

 

検索順位が低い

リライト対象記事一覧をCSVに用意できたら、次に記事の検索順位を確認します。

検索順位の確認は、Googleサーチコンソールを使うと良いでしょう。

 

Googleサーチコンソールで、記事のパフォーマンスを確認し、狙ったキーワード検索順位を獲得できているか、流入できているかを確認します。

 

▼Googleサーチコンソール:検索順位の確認方法

  • 対象期間:過去3ヶ月間
  • >検索パフォーマンス>検索結果
  • 条件を追加 >ページ:記事のURLを貼り付け
  • 上位のクエリが、実際に記事に訪問した人が検索したキーワードです。

 

この時確認するのが、クリック数と掲載順位。

リライトし、効果が見込める順位は区分けされます。

  • 5位〜15位:改善優先度 (現状の記事で検索ニーズがある)
  • 15位〜30位:改善優先度 (2ページ以降のため、改善の余地あり)
  • 30位〜以降:改善優先度 (3ページ以降のため、キーワードの変更もあり)

 

現状の記事の順位によって、リライトの優先度が変わります。

 

検索順位が5位〜15位のリライトの場合

現状の記事の状態でも検索ニーズを満たしている可能性が高いです。

記事の内容を丸っと変更してしまうと、逆に順位が下がってしまう可能性があります。

元の記事の内容を活かして、構成の順の入れ替えなど検討してみましょう。

 

検索順位が15位〜30位のリライトの場合

検索ニーズを満たすための情報が不足している可能性があります。

上位表示記事と情報を見比べ、どの要素が足りていないか調査しましょう。

 

検索順位が30位以降のリライトの場合

検索ニーズに対し、内容がズレている可能性が高いです。

ニーズを満たすための要素を確認し調整する、もしくは、狙ったキーワードから派生した新たなキーワードで上位表示を狙うのも一つの手です。

 

例えば、「リライト とは」でターゲットキーワードを定めていたのであれば

「SEO リライト 効果」とターゲットキーワードを変更し、より具体的でターゲットを絞れるかもしれません。

ターゲットキーワードを変更した場合の対応方法は次の章で解説します!

 

SEOリライト【対応編】記事の分析・メンテナンス

先ほどの前準備が完了し、リライトすべき記事が確定したら、次は記事自体の分析・メンテナンスに入ります。

前準備の段階で、現状の訪問数・検索順位を知っている状況です。
ターゲットキーワードを変更する場合またメンテナンス方法が変わるので順に説明します。

 

ターゲットキーワードを変更する場合

検索順位が5位〜10位で上位表示ができていても、クリック数が少ないため、記事の集客ができていないということも考えられます。

集客を増やすのであれば、検索ボリュームの大きいキーワードを狙うと良いでしょう。

 

ただし、注意する点は、リライトの前提である元の記事を活かすこと。

キーワードを変更するとしても、元の記事の内容を活かせるキーワードにする必要があります。

全く関連性のないキーワードで、リライトしてしまうと元々の評価を活かせません。

 

リライトは元記事の評価を活かして、よりパワーアップさせることが目的です。

 

現在の記事の方向性を確認しつつ、検索結果のサジェストと検索ボリュームを確認し、効果が見込めるキーワードに変更しましょう。

 

元々のターゲットキーワードでクリック数がある場合は、キーワードを無理に変更する必要はありません。

キーワードが確定したら、実際にリライトの作業に移りましょう。

 

【リライト対応方法】SEOを意識するポイント

実際にリライト(記事のメンテナンス)作業に移ります。

私たちが、リライトする際に意識していることは以下です。

  1. タイトルや見出し(hタグ)にキーワードが含まれているか
  2. 競合他社が触れているトピックを網羅できているか
  3. 自社の独自性(オリジナル性)があるか
  4. 内部リンクを設定できているか

 

①タイトルや見出し(hタグ)にキーワードが含まれているか

狙ったキーワードは、可能な限り見出し(hタグ)に入れます。

 

検索エンジンもユーザーも、見出しを見て、どんなことが書かれているかを把握します。

そのため、なるべくこの記事の内容が伝わるような見出しを設定することがポイントです

 

見出しについては、以下でも詳しく解説しているのであわせてご覧ください!

SEOを意識した見出しの役割とは?書き方やルールを知ろう

 

②競合他社が触れているトピックを網羅できているか

実際にキーワードで検索状況を確認し、競合他社の状況もチェックしましょう。

 

私はミエルカの次の機能を活用して、検索結果とリライト記事の比較を分析します。

 

改善トピック分析、サジェストインテイション、競合見出し一覧など、ツールを使いリライトする記事と現在の上位表示している記事を比較して、不足している要素などを調査し、網羅できるように設計します。

 

③自社の独自性(オリジナル)があるか

リライトのタイミングで、自社の推しポイントを伝えて、独自性(オリジナル)を出すことも意識しましょう。

 

例えば、自社での「事例」や「お客様の声」などがある場合は、リライト記事の内容に組み込むことで、独自性を出すことができます。

 

④内部リンクを設定できているか

リライトする記事の内容に関連する記事があれば、リンクを設置しましょう。

リンクを設置することで、サイト内の回遊を促すことができます。

 

 

SEOリライト【対応後】効果を確認しよう

リライトし、記事のアップデートができたら効果を確認しましょう。

 

アップデート後、すぐに効果がでる場合もあれば、Googleが評価するまでに時間がかかることもあるので、キーワードの順位を確認できるツールで登録し、週に1度など順位を監視すると良いでしょう。

 

リライトをしても、効果がでる場合・効果がでない場合があります。

リライトしても効果がでない場合、考えられる理由としては以下が考えらます。

  • そもそもドメインパワーが弱い
  • 狙ったターゲットキーワードの競争率が高い など

 

検索順位が上がるまで、時間がかかるケースもあるので根気強く効果を確認しましょう。

 

SEOリライトの注意点

リライトの効果が出ていないからといって、タイトルや見出しをコロコロと高頻度で変更することはやめましょう。

検索エンジンの評価が途中の可能性があります。

一度、リライトが完了したら最低でも半年くらいは様子を見ましょう。

のびしろが感じられない時は、また現状を分析し足りない要素を足してみるのも良いでしょう。

 

リライト(記事をメンテナンス)することでSEOの効果を出そう!

「過去に公開した内容が古くなってしまった…」

「公開した当時は検索順位が上位にいたのに、気づくと順位が下がっている…」

ブログ運営者のよくある悩みを解決方法として、リライトを試してみるのはいかがでしょうか。

 

リライト(記事をメンテナンス)することで、検索エンジンやユーザーが安心できる最新の情報をお届けすることができます。

 

SEOの効果を出すためのリライトは、分析や調査が必須です。

ブルームプロモーションでは、いまいち成果が出ていない記事をSEOに強い記事に書き直すリライトを行っています。

 

記事をたくさん書いたけれど成果が出ない…とお悩みの方は一度ご相談ください。

 

この記事を書いた人

SEOプランナー八木田 彩乃

在学中にブルームプロモーションでインターン経験を積み、自治体案件のリーダー経験を経て2022年ブルームプロモーションに入社。主にコンテンツSEOの企画・設計を行う。

facebook

X

line