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こんにちは!ブルームプロモーションです。
サイトへの集客を増やす施策として「コンテンツSEO」が挙げられます。
その名の通りコンテンツを使ったSEO手法なのですが、この「コンテンツ」が奥が深い…!
今回は、コンテンツSEOの定義やメリット・デメリットといった基礎知識から、コンテンツ作成において重要な「コンテンツの質」まで解説していきます。
目次
コンテンツSEOとは?コンテンツマーケティングとの違いは?
「コンテンツSEO」とは、ユーザーが求める情報を継続的に発信することで自然検索からの流入数増加を目指す、SEOの手法の1つです。
疑問や悩み、不安を抱えているユーザー(潜在顧客)に対し、解決・解消できる情報ページを作成することでWEBサイトに集客します。
似た言葉で「コンテンツマーケティング」がありますが、コンテンツSEOとは別物。
コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは、ユーザーが求める情報を継続的に発信するという点では同じですが、WEBサイトへの流入経路や目的が違います。
コンテンツマーケティングとは、自然検索やSNS、メルマガ、YouTube、オフラインなど様々なチャネルから新規顧客を獲得し、ファン化してコンバージョンにつなげるマーケティング手法の1つです。
ブログ記事に限らず、SNS投稿やホワイトペーパー、ニュースレター、動画、DMなど様々なコンテンツを駆使して新規顧客を惹きつけます。
コンテンツマーケティングの手法の1つが、コンテンツSEOというわけですね。
コンテンツSEOのメリット
コンテンツSEOには様々なメリットがあります。
資産になる
作成したコンテンツは1ヶ月後も1年後も5年後もずっと働き続けます。
1年経ったから集客力が下がるということもありません。(他の要因で検索順位が変動する可能性はありますが)
1回の投資で、継続的に働く資産になるのです。
認知拡大につながる
コンテンツは一貫性のあるテーマで作成します。
例えば「SEOとは」で流入したユーザーが、別の日に「SEO 歴史」で流入するというように、同じユーザーが何度もサイトを訪れることが期待できます。
ユーザーの目に入りやすいところに発信元である企業名を記載することで、企業の認知につながります。
ちなみに弊社ブログでは、企業ロゴの追従と冒頭挨拶で認知を促しています。
拡散されやすい
ユーザーにとって有益となる情報を作成していますから、「紹介したい」と感じる人がいればFacebookやTwitterなどで紹介→拡散されるでしょう。
SNSなど自然検索以外からの流入も期待できるようになります。
SNSアカウントを持っている場合は、自身でも投稿すると良いですね。
オフラインでも活用できる
商談やセミナーの資料など、作成したコンテンツを活用できる場面はオフラインでも意外と多いです。
私がよくお客様に勧めるのは新人研修への活用。
自社サービスに関連するコンテンツを作成しているので、社員が知っているべき情報のはずです。
コンテンツを読むことで新入社員の理解が深まりますし、先輩社員がレクチャーする時間を削減することもできます。
コンテンツSEOのデメリット・注意点
コンテンツSEOのデメリット…というよりは注意点ですね。注意すべき点もいくつかあります。
中長期施策である(即効性はない)
コンテンツSEOは中長期施策です。これ重要!
コンテンツを公開したからといって、すぐに訪問数アップが期待できるわけではありません。
先ほどもお伝えした通り、コンテンツSEOは「ユーザーが求める情報を継続的に発信する」ことで流入数増加を目指します。
継続的に発信することで「●●というテーマに対してユーザーに有益な情報を発信し続けているな!」とGoogleから信頼されて評価が得られると考えられます。
実際に弊社のクライアント様では、最初の数記事は思うような検索順位が獲得できていなかったものの、記事が蓄積されるにつれて徐々に検索順位が上がっていくというパターンも多いです。
最初の数ヶ月はもどかしいかと思いますが、信じて続けましょう!
正しく作成しないとマイナスに働く恐れがある
Googleが公表するウェブマスター向けガイドラインには、「価値のない質の低いコンテンツが存在する場合、サイトに対して手動による対策が実施されると、そのサイトの一部またはすべてGoogle検索結果に表示されなくなります。」と記載されています。
ここでいう「価値のない質の低いコンテンツ」の一例としては、自動生成されたコンテンツ、無断複製されたコンテンツ、オリジナル要素がほとんど存在しないコンテンツなどが挙げられます。
キーワードが乱用されているコンテンツ、不正なリンクを得ているコンテンツなども、手動による対策の対象になります。
これらは意図せず作成してしまうというよりは、(順位が上がると勘違いして)狙って作成しているように感じますが…。
ユーザーにとって有益な情報を自らの手で作成していれば、まず心配はないでしょう。
コンテンツの定期的な見直しが必要
先ほど「コンテンツは継続的な資産になる」とお伝えしましたが、「他の要因で検索順位が変動する可能性がある」ともお伝えしました。
Googleはユーザーに有益な情報を届け続けられるよう、常に改善を図って検索アルゴリズム(検索順位を決めるルール)をアップデートしています。
つまり、現在「ユーザーのニーズをバッチリ満たしているね!」と高い評価を得ているコンテンツも、1年後には「●●の要素が入っていればもっと良いんだけどなぁ…」というコンテンツになっているかもしれません。
ユーザーのニーズが変動すれば、Googleの評価も変動するということです。
上位表示を保つためには、この変動に対応していく必要があります。
コンテンツが現在のユーザーのニーズを満たしているかチェックし、必要であれば加筆修正するなどリライトを行いましょう。
コンテンツSEOでは「コンテンツの質」が大事
ページは様々な要素により評価され、検索結果に表示されます。
コンテンツSEOに限った話ではないですが、ページの評価で重要視される要素は「コンテンツの質」です。
ユーザーにとって有益な「高品質なコンテンツ」をGoogleは高く評価します。
コンテンツの質とは…?
高品質なコンテンツとはどのようなコンテンツなのでしょうか。
そのヒントはGoogleのSearch Consoleヘルプに掲載されている検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの「コンテンツを最適化する」に書かれています。
7つのポイントについて解説されているので、1つずつ見てみましょう。
興味深く有益なサイトにする
「人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。」と記載があります。
Google社員さんの発言でも「(細かい設定の改善などを指して)それよりも良質なコンテンツを作ること」といったフレーズが度々出てきます。
ページにはどのような内容が書かれているか、それがユーザーにとって有益なものかが重要です。
さらに、ユーザーが良いコンテンツだと感じれば口コミにつながります。
「自然なクチコミの評判は、ユーザーとGoogleの両方でサイトの評判を高めるのに役立ちます」と記載がある通り、第三者の評価もまたGoogleは重要視しています。
読者が求めているものを把握して提供する
おすすめの方法として、以下の4点が挙げられています。
- 読みやすいテキストを記述する
- トピックを明快に整理する
- 新鮮な独自のコンテンツを作成する
- 検索ではなくユーザーに合わせてコンテンツを最適化する
情報そのものはもちろん、視覚的な読みやすさ、分かりやすさ、新たな発見など、「ユーザーのニーズ」と一口に言っても考える要素が色々とあります。
「読みやすい」「分かりやすい」などは(年齢、知識レベルなど)個人差もありますので、ユーザー像を考えることも大切。
このコンテンツを必要としているのはどのような人物なのか、読者自身を想定しなければ求めているものを把握することも難しいでしょう。
ユーザーの信頼を得られるようにサイトを構築する
web上には膨大な情報があり、正しい情報や誤った情報が錯綜しているので「ネットの情報を鵜呑みにしない」というフレーズもよく耳にします。
「サイトの運営者、コンテンツの提供者、サイトの目的を明確に示してください。」と記載がある通り、発信者を明示することは、ユーザーの信頼を得るために最低限必要なことだと考えられます。
どんな人(企業)がこの情報を伝えているのか、この情報を伝えるのに十分な知識がある人(企業)なのか、きちんと責任を持って情報発信をしているのか。
それを示すのが、コンテンツに対する著者情報やサイト全体の運営者情報です。
ユーザーがすぐに見つけられるところに情報を記載するか、リンクを設置することが大切です。
また、「特定の分野で専門性と信頼性に対する評価を得られるようにしましょう。」という記載もあります。
「専門性」と「信頼性」そして次の項目で出てくる「権威性」の3つをまとめて「E-A-T」と名付けられており、Googleは「E-A-T」を兼ね備えたページおよびサイトを評価します。
専門性と権威性を明確にする
「専門性と権威性がサイトの質を向上させます。」と記載があります。
コンテンツは書かれている分野における専門知識や権威がある人が書きましょう。
特に「YMYL(Your Money Your Life)」に関するページでは、この専門性と権威性、先ほども出てきた信頼性、つまり「E-A-T」が特に重要視されています。
テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
「コンテンツは事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを要します。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。」と記載があります。
2つ目の項目にある「読者が求めているものを把握して提供する」に通じますが、ユーザーが必要としている情報を提供できれば、包括的となり十分な量のコンテンツが提供できます。
正確で明確であれば、冗長がなく過剰に多い量にもならない(=適切な量)でしょう。
気が散る広告を避ける
広告はSEOにおいてネガティブなイメージを持ちやすいですが、「私たち(Google)は、広告は当然表示されるものと思っています」とのこと。
「広告によってユーザーが注意をそらされたり、サイトのコンテンツを読むのを邪魔されたりすることは避けるべきです。」と記述がある通り、ユーザーの妨げとなる広告はユーザーにもGoogleにも好まれません。
リンクを上手に使う
この項目だけ、どうしてリンクを上手に使うのが良いのか、リンクを上手に使うこと自体について言及されていないのですが…次の4つについて解説されています。
- 効果的なリンクテキストを記述する
- リンク先に注意する
- 「nofollow」でコメントスパムを防ぐ
- コメント列や掲示板に「nofollow」を自動的に追加する
「効果的なリンクテキストを記述する」については分かりやすいアンカーテキストにする、見つけやすい書式設定にするなど、ユーザー目線で書かれています。
それ以外の3つはサイト運営者寄りのお話ですね。
その他にも、Googleウェブマスター向け公式ブログでは「良質なサイトを作るためのアドバイス」を公表しています。
(その後「Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと」の中でアドバイスが更新されました。)
内容としては上記で解説したことと変わらないのですが、具体的な質問が並んでおり「●●か?」と問いかけ形式になっています。
「Googleではサイトの品質を評価するアルゴリズムを書くときに、このようなことを自問しています。」とのこと。
チェックリストとして使いやすいので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
ブルームプロモーションが考えるコンテンツSEO
先ほど、コンテンツSEOは「ユーザーが求める情報を継続的に発信することで、自然検索からの流入数増加を目指す」ものだとお伝えしました。
弊社ブルームプロモーションの提供サービスであるコンテンツSEOも、もちろんこれに当てはまります。
が、ちょっと違う点もあります。
違う点は2つ。
「情報発信」だけではない点と、「流入数増加を目指す」だけではない点です。
まず「情報発信」だけではない点について。
もちろんコンテンツの内容も大切ですが、発信するサイトの土台が整っていることも大切です。
どんなに良いことを書いていても、文字が小さくて詰まっていると読みづらいですし、読み込みに時間がかかってはイライラしてしまいますよね。
ユーザーに対してだけでなく、SEOを考えるためには評価するGoogleに対しても優しくないといけません。
クローラーが理解しやすいページ構造になっているか、画像にaltは設置されているかなど、ユーザビリティだけではなくクローラビリティも意識してコンテンツを作成しています。
もう1つの「流入数増加を目指す」だけではない点について。
もちろんまず目指すのは流入数増加です。ただし、私たちはその先も見ています。
サイトのゴールは資料請求や問い合わせ、予約といったコンバージョンです。
サイトに流入した潜在顧客であるユーザーを、少しでもコンバージョンにつなげるための施策を考えます。
例えば、関連する過去記事を紹介してサイト内の回遊を促す、コラム内にバナーを設置してセリングページに誘導する、セリングページ自体の見直しや改善提案をするなど。
コンテンツSEOで集客したユーザーの「次の行動」を生み出すことも考えながら、コンテンツ作りをしています。
弊社サービス内容についてはSEOサービス紹介「コンテンツSEO」のページもご参考ください。
コンテンツSEOで自然検索からの訪問数アップを目指す!
「コンテンツSEO」とは、ユーザーが求める情報を継続的に発信することで自然検索からの流入数増加を目指す、SEO手法の1つです。
サイトへの流入数を増やす施策としてはメジャーですが、施策の核となる「コンテンツの質」までしっかりと掘り下げて考えている方は多くないかもしれません。
Googleの基本的な考え方は「ユーザーのため」。
ユーザーが安心して信頼して読み進められるコンテンツを発信し続け、サイト流入数アップを目指しましょう!