1990年頃
ホームページを探す手段は、ディレクトリ型でした。
どの分野のどのカテゴリかを絞っていき、一覧で表示された中から閲覧するホームページを選んでいく手法です。
この時代は、カテゴリー分けを人の手で登録していました。
1996年
Yahoo!(日本) がディレクトリ型を採用し続けながらも、ロボット型検索エンジンを採用。
検索されたキーワードに対し、ページ内のキーワード出現率に基づいてページを評価し、検索順位を決める単純な手法でした。
1998年
Googleが誕生し、世界的に検索順位のランキング方法が大きく変化します。
「PageRank」という検索順位を決めるルールは、「注目に値するWEBページは多くのページからリンクされる。」と考えられ、リンクの数が人気投票の様に作用し、リンクされる数が多ければ上位に表示される状況になります。
検索結果に対する満足度が飛躍的に向上した結果、Googleを利用するユーザーが急増しました。
同時にリンク数を操作しようとするSEO業者や、相互リンクを行うサイト運営者も急増します。
2000年
Yahoo!はGoogleの検索結果の精度が高かった事からGoogleの検索エンジンを採用。
2004年
Yahoo! は独自の検索エンジン「YST」を採用し、Googleとの提携を解消。
日本はyahoo!ユーザーが多かったため、SEO業者は「YST」の対策をメインに行うようになります。
2010年
Yahoo!が再度Googleと提携し、Google検索エンジンを採用。
Yahoo! はGoogleと同じ検索結果となり、Google対策の重要度が増していきます。この頃からGoogleの検索結果の決め方(アルゴリズム)は、急激に進化します。
2011年
Googleはユーザーの役に立たない「品質が低いコンテンツ」にペナルティを科すパンダアップデートを実施。
リンクに関係なく、低品質なサイトや他のサイトのコピーページ、少ない文章で構成されたページの検索順位が急落しました。
直帰率(サイトに訪問して何もせず検索結果一覧に戻る確率)が高いサイトはユーザーの満足度が低いと判定され、ランキングに影響を与えられている可能性も話題になります。
2012年
Googleはリンクに対して過剰なリンクやリンクの売買をしているサイトにペナルティを科すペンギンアップデートを実施。
今まで莫大な費用をかけてリンク対策を行っていた多くのサイトで検索順位の急落が発生しました。
2013年
Googleは会話型検索の処理能力の向上を目的とした新しいアルゴリズム、ハミングバードを導入。
スマホ端末からの音声入力による検索に対応することが急務だとGoogleは考えていたためです。
このようにGoogleは「検索(質問)に答えるための検索結果を提供する」ために日々進化し続けています。