どうもーブルームプロモーションの高橋です。
前回の記事、URLの仕組みが住所と同じってなんで?で、URLの最初の文字「http」は
「これからインターネットでWebサイトを見ますよ!」という宣言です。欲しい情報にアクセスするための通信方式を宣言する、スキームと呼ばれる部分で、これはWeb特有の手順です。」
と、お伝えしましたが「宣言とかスキームとか言われても、よくわかんない」という方もいると思います。
今回は「http」の意味と普段Webページを見ている「Webブラウザ」のことも含めてもうちょっと詳しくお伝えします。
Webブラウザは異世界にアクセスする魔法の画面
Webページを見る時に必要なのが、GoogleChromeやIE、safari、FirefoxなどのWebブラウザと呼ばれるソフトウェアです。みなさんは普段、どれを使ってWEBページを見ていますか?
ブラウザは世界中の情報が集まる「WWWという異世界」とやりとりをする窓口です。しかも、そのままだと読みづらい異世界語を、私たちが読んでもわかるように変換してくれる魔法のようなソフトです。
私たちが異世界語を理解できないように、異世界からするとこちらの言葉が異世界語です。そこで翻訳スキルを持つブラウザという僕(しもべ)を使って異世界に働きかける必要があります。その時の合図が、異世界に働きかける呪文、httpです。
「ハイパーテキストトランスファープロトコル!」という呪文
httpは正式には「Hyper Text Transfer Protocol」ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコルという、まさに呪文のような言葉の略です。それぞれ以下のような意味があります。
①HyperText(ハイパーテキスト)は、そのままのイメージで「とんでもない文章」、文章を超えた文章の形式のことです。文章の中にリンクがあって、そこから違う文章へ移動するなんてことは、今となっては当たり前かも知れませんが、昔の人からしたら確かにとんでもない文章ですよね。
②Transfer(トランスファー)は色んな分野でよく使われる言葉で、交通機関や空港などでは「乗り換え」、httpでは転送を意味します。
③最後のProtocol(プロトコル)は約束ごとやルールといった意味で「情報をやりとりするときに必要なルール」といったところでしょうか。
まとめると「http」とは「これから、ハイパーなテキストをインターネットで転送するルールを使って、やりとりを始めるぞー!」という意味で、この伝達手段のことをスキームと言います。
この呪文を受けたブラウザは要求を理解し、異世界と指定のページの情報のやりとりをはじめるのです。
呪文(URLスキーム名)にはhttpの他に、よく似た「https」や「ftp」「mailto」などがあります。
まとめ
「http」がWebの世界とをつなぐきっかけの呪文。という話は意外だったかも知れません。かくいう私もhttpに対しては「そういうもんなんでしょ」程度にしか気にしていませんでした。
Webは車や電化製品のように、動く仕組みを理解しなくても使うことが出来る高性能なシロモノなので、別に「http」を知らなくてもWebサイトを見れない訳ではありません。
しかしこのページをご覧になっている方は、サイト運営に関わっている方が多いはずです。特にSEO(検索エンジン最適化)というWebサイトへの集客に興味がある方にとっては色々な「Webの仕組み」の理解は成果に直結していきます。
今後も少しづつSEOやWebにまつわる理解を一緒に深めていきましょう!